SNSのお仕事分類

いま話題のSNSのお仕事について、ざっくりと分類してみました。

実際のところは、挙げている仕事を専門でやるというよりは、複数の仕事をひとりで担っている事が多いですが、まずはどんな仕事をしているのか見てみてください。

就活生やSNSに仕事で携わる方々の参考になれば幸いです。

アカウントプロフェッショナル

いわゆる「中の人」です。このお仕事で突き詰めることは、アカウントが発信するひとつひとつの投稿のパフォーマンスを最大化すること。

「リンククリックさせるには」「エンゲージメントを増やすには」「インプレッションを拡大するには」などを考えて実践することがミッションです。

ミッション達成には、各SNSの仕様や投稿形式などを詳しく知っている必要がありますね。また、いくつかの目標達成のために広告のクリエイティブ的な知見も必要となるかもしれません。

ソーシャルリスニングスペシャリスト

ソーシャルリスニングに特化した人材を指します。

「ソーシャルリスニング」とは、馴染みのない人も多いと思いますが、Twitterを始めとするSNSにあふれる、人々の声に耳を傾け、そこから次の一手を探し出すことを指します。
#ソーシャルリスニング とは

ミッションは、人々の声から何かしらの発見をし、それをビジネスに活かす手助けをすることだと思っています。

ソーシャルアドプランナー

凄まじいスピードで行われる仕様変更やトレンドに対応し、クライアントの目的に合わせて最適な広告手法を提案して運用を行う人材です。

ミッションは言わずもがな、各広告キャンペーンの効果最大化です。「効果」とは、インプレッションであったりクリックであったり、コンバージョンであったりします。

広告の知識はもちろん、各SNSの特性も理解していることが求められます。

ソーシャルメディアエンジニア

ちょっとだけ毛色違いますが、ソーシャルメディアのエンジニア。SNSで開放されているAPIを活用する仕組みづくりがミッションです。

また、効率的な運用の実現と技術的なサポートもお仕事に含まれるかもしれません。

すべてはソースコードからなっているため、これを理解して発信することで周りの方々は大変助かります。(実際、とても助かっています)

ソーシャルメディアマーケター

ざっくりとした分類になってしまってますが、これまで述べたようなソーシャルメディア上での活動を中長期のスパンで計画し取りまとめ、必要に応じてキャンペーン・インフルエンサーなどの飛び道具も活用し、クライアントの抱える問題の解決を図っていく人材です。

とりまとめてる偉い人みたいな書き方になってますが、特にそういうわけではなく、ただ見てる視点が他の職種とは少し違うだけの人です。あまり変な憧れは持たないように。

まとめ

以上がソーシャルメディア界隈で働いてて感じたざっくりとしたお仕事の分類でした。

ほかにもデザイナーなども挙げられると思いますが、それは専門ではないのかなと思って割愛させてもらいました。

最近のWeb記事を見ると、ここで言っている「アカウントプロフェッショナル」も重要だけど、「ソーシャルメディアマーケター」的な視点も重要だよみたいな論調になってますね。

また、私の周りだけかもしれませんが、「ソーシャルメディアエンジニア」はほとんどいない印象です。ソーシャルメディアに精通してからエンジニアになるというのも、これから求められる人材なのかなと思います。

「ソーシャルリスニングスペシャリスト」というお仕事は非常に特殊ですが、「エンゲージメントより発話が大事だ」というトピックスもホットなので、少なくともTwitterの検索については、自分がほしい情報にアクセスできるくらいの知識は持っておいたほうが好ましいと言えます。