会話を考える上での基礎
「主体と客体」という考え方で進めていきたいと思います。「主体=私」「客体=私以外」です。Twitterで言うところの「主体」とは自分のアカウント、「客体」とは自分以外のアカウントです。
まずはこの「主体」と「客体」を使って、会話の起点から2分して定義してみましょう。
主体から始まる会話は、自分から「能動的」に開始する会話、客体から始まる会話は、客体に話しかけられることで発生する「受動的」に始まる会話となります。
この「能動的な会話」「受動的な会話」について、それぞれどのような場合が当てはまるのか深掘りして定義していきたいと思います。
受動的な会話とは
受動的な会話はまず、主体が発信したツイートへのリプライ・引用RTなどのコメントから発生しますよね。一方で、特定のツイートへのリプライ・引用RTではないけれども、主体のアカウント宛になんの脈絡もなく発信されるツイートからも、受動的な会話が発生します。Twitterでは、このような「ツイートへのリプライ・引用RTではないが、任意のアカウント宛のツイート」を「メンション」と呼んでいます。
すなわち、受動的な会話と分類されるべきは下記のようなケースと定義できます。
- 客体による、主体の特定のツイートへのリプライから始まる会話
- 客体による、主体の特定のツイートへの引用RTから始まる会話
- 客体による、主体宛のメンションから始まる会話
能動的な会話とは
一方、能動的な会話とは、タイムラインをぼんやり見つめていて目に留まったツイートへのリプライやエゴサで発見したツイートへのリプライなど、主体起点の会話となります。また、受動的な会話との境界線に非常に近いですが、客体がRTしたあとのツイートを見つけ出し、そのツイートに対して会話を始めていくというのも能動的な会話に分類されるべきです。
なぜなら、RTされたあとのツイートというのは、能動的に自分から検索していかないと見つけられないツイートだからです。
まとめると、能動的な会話とは下記のようなケースと定義することが可能です。
- 主体による、タイムライン上へのツイートから始まる会話
- 主体による、エゴサして見つけたツイートから始まる会話
- 主体の任意のツイートをRTしたあとに客体によるツイートへの声掛けから始まる会話
受動的・能動的と分ける意義
話が前後して恐縮ですが、なぜ能動的な/受動的な会話を分ける必要があるのでしょうか。ひとつ挙げられるのは、受動的と能動的とで会話が発生した経緯が違ってくるので、ごちゃまぜにして考えてしまうと、何かしら悪い影響が発生するから…です。
特に、とあるアカウント視点で会話を分析しようとした場合には、必ず必要になってくるかなと思います。
おわりに/今後の話
今後として考えているのは、Twitterで取得した会話データをAIに食べさせて、会話精度の高いAIを作りたいなと考えています。まずはAIを作るところからですね……。Pythonのリハビリを始めようかしら。